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心地の良さに意識を置いて見よう。

ICSB,クラニオセイクラルバイオダイナミクス
プラクティショナーのためのブラッシュアップセミナーが
4日間に渡り、リモート環境で行われています。

 

クラニオの特質上、ブラッシュアップセミナーは

毎年、バードレイナ女史を日本に招致して行われてきましたが、

今年はこのコロナ禍により、リモートでの対応となってます。

 

今回は、解剖生理学をより十分に振り返りながら

迷走神経系の安定に十分、フォーカスした内容になっています。

 

これまでの知識をより十分、ブラッシュアップできる環境が

このように提供されるのは有難いことで

 

リモート環境下でのセミナーでも

クラニオの深い質の中での学びは、本当に必要をもたらし続けます。

 

本当に有難く思います。

 

ここに参加することで、私自身がリフレッシュされるのも大きいですね。

 

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特に、今のような社会的な閉塞感が強く漂う世界では

諦めのエネルギーに浸ったままでどうにか頑張っている、という状態を

自覚されていないケースもよく見受けられます。

 

諦めのエネルギーは「仕方がない」という感覚で身体中を

重く覆っているのですが、その自覚はご本人には少ないことが多いですね。

 

でも、実際に言語化して確認すると

「あ、そういえば頭が重いわね。」とか「深呼吸ができてないのよ。」とか

「眠りが浅くて、なんども目が覚めてしまうのよ。」というような

感覚をお話をいただけることがあります。

 

 

今ひとつ、体調が優れないご自身について、

あまりにも当たり前の状態だと、認知が歪んだ状態で

認識してしまうのかも知れません。

 

それでも、私たちの神経系は

最善を尽くすように働いてくれていますし

その状況下で順応しようとしています。

 

例えば、マスクの着用を常時することに慣れてしまうのは

身体の順応機能によるものでしょう。

 

でも、それが私たちの本来の力、

健全さをサポートしている、ということではありません。

 

健全ではない環境下にあっても、どうにかいい状態をキープしようと

努力してくれている、ということです。

 

 

そして、実際に身体に触れていくと

過度の緊張感に覆われて、分厚い鎧をつけているよう。

 

そこにただ触れているだけで、

手のひらの中で緩んで、休んで、変化するタイミングを迎えるようになります。

 

テクニックは必要ありません。

ただ、ニュートラルな質さえそこにあれば

身体はより良い状態に落ち着いていくようになります。

 

時に、それは透明感を放つようになるにいたり

身体の中のあるべき場所にふわりと落ち着いていくのです。

 

その体験は手のひらの中でブルブルと小さな振動をもたらし、

次第にその振動を大きくしながら、変容を遂げる様を

繊細に感じられるような体験です。

 

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心身ともに辛い時にあっても、その状況を抜け出すための

タイミングを待つことができるのも、

身体の本来の力ではあります。

 

諦めや仕方がない、というエネルギーをそのままにしてしまうと

そこに膨大なエネルギーを消費し続けるようになります。

 

調整するタイミングを、身体がいつも待っていることを

忘れてなならないでしょう。

 

私たちが意識的に自分の心と身体のためにできることは、

 

心身の状態に気がつくようになること、

しかも、心地の良さに意識をおく、ということがだと思います。

 

これが常に意識的にできるようになると

ご自身のエネルギーの質をより良い状態で

維持できるようになっていきます。

 

ぜひ、試してみてください。